私道トラブルを回避しよう!確認しておきたいポイントとは?
公道と私道の区別ってわかりますか?
正直、一般人にはもちろん、お役所の人でもそうそう覚えている人は少ないでしょう。
見た目では判断できない事がほとんどです。
今回はトラブルになりがちなこの私道について詳しく確認していきましょう。
◆私道ってなんなの?
私道とは、道路をつくるときに個人または一般の人が複数人集まって費用を負担し作った道路の事を言います。
私道を作るメリットは、公道に出る為に作る事が多く、利便性向上に作る事がほとんどでしょう。
もちろん、その私道を歩いたり利用したりするような事があるのであれば、当然その持ち主(つくった人)に許可を得なければいけません。
私道は道路法でも定められている正式な道路です。
◆私道のトラブルって何があるの?
私道のトラブルについては大きく分けて3つあります。
1つは水道やガスの管を引きこむ際の掘削する許可が下りない事です。
私道の持ち主が許可を出さない事もありますし、全員の許可がいる為不特定多数の人が所有している場合、許可が下りにくい場合もあります。
2つめは私道に車を駐車する行為です。
これは私道を分割して所有する際におきやすいトラブルで、公道より奥の土地に新しく家を建てた人が通ろうとすると、昔ながら住んでいる近隣の私道所有者が車を勝手に停めていて奥の家に入りにくい!なんてトラブルもよくあるのです。
「私道なんだからいいでしょう」と強気に出てくる人もいます。
しかも私道は公道とは違い、法律が通用しない為、違法駐車で警察も取り締まる事が出来ません。
このような点は十分注意しておく必要があるでしょう。
3つめは一番厄介です。
私道の持ち分をもっていない事です。
持っていないと上記のトラブルで完全に勝てる要素がありません。
しかし、逆にメリットで言えばその土地や建物は相場以上に安い事が多いです。
ですからその私道の持ち主が非常に良識あるいい人であり、掘削や通行の許可をすんなり頂けた場合は何も問題は有りません。